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経済・仕事(知的財産・モノ作り)・科学、ポジティブシンキング(モチベーションup、メンタルヘルス)、地球環境、歴史、ゴルフ・野球、囲碁・・・手当たりしだいに理詰めで追求!
by hugoniot
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財務省と中央銀行の存在意義は?

財務省は 予算管理するのが仕事だと 自他共に思っている。
   ・・・ 「与えられた歳入の中で いかに無駄な歳出を省くか?」を常に考えていて、
      「歳出を増やすなら それに見合った歳入にすべき。」という財政均衡主義になりがち。

中央銀行は 物価の安定を図るのが仕事だと 自他共に思っている。
   ・・・ 「不景気で物価下落傾向なら金利を下げ、
       景気過熱で物価上昇の弊害が目立つようになったら金利を上げる。」と考えている。
      特に、「通貨の刷りすぎによる 通貨価値暴落=物価暴騰」を一番恐れている。
      それに繋がる可能性が高くなる 「新規発行国債の直接買い上げ」が大嫌い。
      逆に デフレ=物価下落=通貨価値上昇は なぜか喜びがち。


財務省は増税したがり、中央銀行は金利を上げたがる。

  *財務省にとって、
    増税するほど 自分で仕切れる額が大きくなる。 裁量の幅が広がる。
        ⇔ 逆にガンガン減税して歳出も減らすと、
          歳出に無駄がないかをチェックする 財務省の仕事が減る。 職員数が過剰に。 
  *中央銀行にとって、
    金利をタイミングよく上げ下げするのが ほとんど唯一の仕事なのに
    もう下げることができない超低金利に張りつけざるを得ない状況は
    何も仕事をしてないように見られそうで苦痛。 実際何もすることがないので苦痛。
        → ちょっとでも経済状況が良くなったら 利上げをしたい。
          金利を上げ下げするフリーハンドを持てるようなレベルまで 早く金利を上げたい。


デフレ不況下、特にバブル崩壊後の 負債があちこちに山積みされている時は
増税も 金利上げも 景気腰折れに直結する。

なのに、
  *不景気で減税&歳出拡大させられ 財政赤字が膨らんでる財務省は 早く増税したがる。
       (橋本政権時の消費税3%→5%上げが典型。 デフレへ完全に逆戻り。)
  *不景気で金利をゼロにさせられ 金利上げ下げできない中央銀行は 早く利上げしたがる。
       (バブル崩壊後のゼロ金利解除→また逆戻りが典型。 デフレから脱却してないのに。)


財務省の「組織・権限を拡大したい欲」
      「歳入額-歳出額の差が大きいと何となく気持ち悪いので 均衡させたいという欲」や
中央銀行の「金利操作フリーハンドを握りたい欲」 を 満足させることが上位目的になったらダメ。

財務省職員も中央銀行職員も どちらも公務員なので、
ちゃんと 国民経済の利益になるように  政治主導で行動させないといけない。


そのためには、
 「財務省や日本銀行の人は 東京大学卒の人ばかり。
  受験時に自分が勝てなかった頭の持ち主にはかなわない。 お任せするしかない。」
と思ってちゃ いけない。

いつまでも東大卒の頭がいいわけじゃないし、
東大生は18才頃の時に 国語・社会・数学・理科・英語の理解が深かっただけ。
経済まで理解が深いとは限らない。

おまけに 東大卒の財政・金融官僚が
上位目的(国民生活向上)と下位目的(所属組織防衛欲・拡大欲)を 取り違えないとは限らない。

そう考えるようにしないと、
自分の経済的運命を 他人(例. 財務省・日本銀行官僚)に委ねきってしまうことになる。 危険。
 
by hugoniot | 2010-05-22 09:19 | 経済
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