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経済・仕事(知的財産・モノ作り)・科学、ポジティブシンキング(モチベーションup、メンタルヘルス)、地球環境、歴史、ゴルフ・野球、囲碁・・・手当たりしだいに理詰めで追求!
by hugoniot
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進化の法則、弁証法のコツ、問題解決のコツ、課題解決のコツ、網羅的アイデア出しのコツ

①現状を分析→問題解決することによって 進歩する方法

 1) どこで/いつ、
    何が起きているか?(有益機能レベル/有害機能レベルがどう変化しているか)を知り、
   有益機能レベルを上げる or/and 有害機能レベルを下げる策を考える。
       ※なぜ?を繰り返せば (根本原因分析)、同じ分析結果に至る
       ※この空間/時間を細かく分けた 機能レベル分析をすることによって、
         ”有益機能を発揮してない状態・動作 or 有害機能の発生を防止してない状態・動作”
          = 付加価値を高めていない状態・動作
          = ”ムダ”
         を見つけることができる。
         これを社員に教え込み、体に染みつかせているのが、トヨタ生産方式(TPS)。
         だから 強いのは当たり前。

 2) 現状問題の"根本原因"が分かれば、あとは
    (1) 原因をなくす、原因から隔離する、原因からの影響を遮断する
    (2) 原因からの影響への耐性を上げる (品質工学の”ロバスト性向上”がこれ)
    (3) 原因からの影響を相殺する
   の各対策コンセプトで
   MECEに演繹していくことによって、問題解決策を網羅的に出せる。

 3) なにかしらの”矛盾”を見つけられたら、
   すぐ TRIZ発明原理(4つの分離原理を含む)の助けを借りればいい。
     ⇒ 多く出てきた課題解決アイデアを色々と組合せ、
       新たな矛盾が生まれれば また発明原理の助けを借りればいい。
         ※なぜ?を繰り返せば (根本原因分析)、矛盾を特定できる

 4) 「何のために必要なのか?」「なぜ それが必要なのか?」 と
   今やっていることや 生み出したアイデアに対して 自問自答し、
   ”目的”・”目標”・”欲しい有益機能”の表現・定義を より適切にする。
                           (ステートメントを改良する。)
   これは、もともとアイデア体系内にあった ”上位概念”と”下位概念”の間に
  ”中位概念”を発見したことに相当する。
     ・・・ 中位概念が見つかったということは、
        下位概念にとって ”上位概念化”をできたことになる。
          ⇒ アイデアの漏れが減る。


②未来の より良い姿を想像し、それを実現することによって 進歩する方法

 1) 欲しいもの・したいこと・理想の姿を思い浮かべ、その実現手段を MECEに演繹する。
     (TRIZの”究極の理想解”から発展した TRIZ-USITの”Particles法”、
      東京大学 濱口教授の ”思考展開図”、
      ADLの”M-F-Tフレームワーク”、オンダテクノの”技術系統図マップ”、
      東京農工大 鶴見教授の”課題-解決手段系統図” と同じ。)

 2) 過去の数多の商品・社会システムの進化パターン(※)を参考にし、
   ”未来の姿”(結果)を
   1年後~3年後~・・・~10年後~・・・ と”理想の姿”に至るまで想像する。
     → 各々の段階における
       ”未来の姿”の実現手段を演繹的に考える。
     → 現状問題に直面したら ①へ

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以下、弁証法の解説。


  商品・社会等あらゆるシステムには、古来共通の 進化パターンがある。
  そのパターンを 既に明示してくれているのが ”弁証法”

  ひとことで言えば、
  「物事は 螺旋状に発展する。」というイメージ。
    ・・・ 螺旋は、上から見ると グルグル回っているように見える。[原点に回帰する]
       しかし、 横から見ると 一段ずつ昇って 進化しているのが分かる。[発展する]

  具体的には、次に挙げるパターンがある。

    (1) 量から質、質から量
        (②2)を参照。 TRIZ-DEがこれ。
         量が増減すると、ある所で臨界点を超え、
                   質的変化が誘発される。
         質的変化が起きる=トレンドが変わると、
         量が しばらく一方向へ変化する。)

    (2) 否定の否定
        (①4)を参照
          TOC思考プロセスの”対立解消図”や
          ブレークスルー思考法の”目的展開”が これ。)

    (3) 矛盾の克服 (対立物の統一)
        (①1)3)を参照
          USITの 空間/時間プロセス分析
          TRIZの物理的矛盾特定→分離原理
          TRIZの技術的矛盾特定→矛盾マトリクス がこれ。)

   これらの進化パターンを意識し、理想の姿を想像すれば、
   いわゆる”ブルーオーシャン”を押さえることが可能。
 
by hugoniot | 2010-10-02 11:46 | 仕事
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