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稲垣公夫さん著
「米国製造業復活の秘密兵器 TOC革命 - 制約条件の理論」という本がいい! この本があることは 前から知ってたけど、 今まで 自分は 制約条件理論TOCの創始者 ゴールドラット博士の著書 「ザ・ゴール(The Goal)」 「ザ・ゴール2(It's not Luck)」 しか読んだことがなかった。 ゴールドラット博士の2冊は物語小説だから 一見 読みやすいけど、 ページ数が多いので 肝心の理論がコンパクトにまとめられておらず、分かりにくい。 それに対し、 稲垣さんの「TOC革命」は 「ザ・ゴール」「ザ・ゴール2」の内容が 本当にコンパクトにまとめられている。 今までよりも断然 理解が深まった。 ・・・ 最初から「TOC革命」だけ読めば良かった。もっと早く読みたかった。 誰か教えてくれればよかったのに、、 と思うくらい 良い本。 こんなにいい本が、なんと 中古本価格 ¥142! (¥142万円の価値は 軽くあると思う。 いや、軽く1420万円を超す価値がある。 それくらい学べた。) こうベタ褒めしてるんだけど、 実は もう1週間前に会社の図書館でこの本を借りていて、 昨日までに 最初から最後まで2度読んでいたのに 価値が分からなかった。 今日 3回目の読み直しをして、ようやく価値が分かった。 コツが凝縮されている。 コツだけでなく手順も 本にそのまま倣えばいい。 → 何度も何度も読み返して、考え方が体に染み込むまで 繰り返し読むべき。 明日からもしばらく、会社の行き帰りにじっくり 繰り返し読むつもり。 トヨタ生産方式と サプライチェーンマネジメントを これ1冊でマスターできる。 加えて、マーケティング と 弁証法(矛盾問題の解決方法)の基本も学べる。 なのに! わずか¥142とは… 驚異的。 弁証法は TOC思考プロセス(ザ・ゴール2)だけでは充分でなく、 問題解決を図る際の 2つの代表的アプローチ *TRIZやブレイクスルー思考法の ”理想を思い描く演繹的アプローチ”[目的展開] *TRIZの ”現状から問題を分析する 帰納的アプローチ”[なぜなぜ展開] (「物質-場分析」=「時間/空間分解したO-A-F分析」 → 矛盾特定 → できれば物理的矛盾にまで特定 → 矛盾マトリクス or 発明標準解+物理的効果 or 分離原理 で矛盾解消) を学び、 さらに 弁証法の代表的特徴 *対立物の統一と闘争 (矛盾する”正”と”反”をぶつけて ”合”を導き出す。 システムの進化は必ず”矛盾が現れ、強調され、解決する”というパターン。) *量から質へ、質から量へ (あるトレンドにのって量が増えると、どこかで新たな課題・矛盾が生じる。 にっちもさっちもいかない その矛盾を解消すると、新たな質の世界が広がる。 新たな質の世界が広がること=新トレンド。トレンドに乗って量が増す…) *否定の否定 (物事・システムは 螺旋階段を上るように進化する。 螺旋階段を上から見ると、行きつ戻りつしているように見える。 一見 進歩せずフラフラと 同じ所を繰り返し通っているように見える。 でも実際は 進歩している。変わっている。) の意味を体得する所までいきたい。 でも、「千里の道も一歩から。」 まずは TOC思考プロセスの 現状問題構造ツリー・対立解消図・未来問題構造ツリーで 弁証法の基礎を身につけられるのは間違いない。 基礎を身につければ 応用が利く。 -------------------------------------------------------- 1970年~80年代に トヨタ生産方式の ”ムダ発見” ”カンバン””アンドン””ジャストインタイム” ”なぜ×5” が製造業を席巻して アメリカを否定し、 1990年~2000年代に トヨタ生産方式より進化した 制約条件理論TOCの ”スループット会計””ドラム-バッファ-ロープ””思考プロセス” がアメリカ製造業・流通業・サービス業を復活させて 日本を否定した。 これぞ「否定の否定」。 (日本に一度は否定されて自信喪失したアメリカが、復活して日本を否定した。) では、次に起きることは?? 制約条件理論TOCより進化した 体系的技術革新理論が日本で生まれ、日本が復活する。 ちなみに、 TOCが足りない所を補い進化させる 技術の弁証法=TRIZ(発明問題解決の理論)は、 資本・自由主義国の盟主アメリカに否定された 共産・社会主義国の盟主ソ連生まれ。 アメリカに否定され いったん自信喪失したソ連の理論が、 これまたアメリカに否定され 自信喪失した日本で花開く。 アメリカの理論と融合して。 驕れる者は久しからず、夜明け前が一番暗い。 バブルで浮かれ、Japan as No.1と持ちあげられて驕り、その後20年雌伏した日本。 土地神話が崩れ、終身雇用神話が崩れ、年金神話が崩れ、原発安全神話が崩れ、 もはや 崩れてないものを見つける方が難しいくらい。 …… そんな現実を直視し始めた日本人。 もう失うものはない。 過ぎ去ったことを悔やんでも しょうがない。 前向きに行こう。 いろいろなことを白紙に戻して イチから考え、コツコツと頑張っていこう。 そう考えるようになれば 必ず復活する。
by hugoniot
| 2011-04-29 01:50
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