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紫外線硬化性の塗布膜を 紫外線硬化する時に、スジが出てしまうらしい。
協力部門(製造部)が最近 解析実験をしている。 搬送速度をふったり、紫外線照射量をふったり、フィルム加熱量をふって スジの発生箇所、発生強度を 評価した結果が出てきた。 そこで、後輩から相談を受けた。 (休憩室での気軽な雑談感覚。 こういう話は会議室を取ったり、関係者のスケジュール調整をするまでもない。 どんどん 茶飲み話程度の気軽さで、ディスカッションすればいい。) 「このスジの 発生メカニズムは何だと思う?」と。 先週も聞かれて 同じ仮説を 即答した。 その時に比べて解析実験データが 豊富になったんだけど、それと 僕の仮説は矛盾しない。 (つまり、仮説を支持するデータが 増えてきた、ということ。) この仮説を立てるコツがあるんだよね~。 僕は 特許を通じて、また社内あちこちの課題解決事例を通じて、そのコツをつかんだ。 でも なかなか、そのコツを 他人に伝えることができなくて困ってた。 (最上位目的→上位目的→中位目的→下位目的→達成手段→更に具体的な達成手段・・・ と ダブリ・漏れなくMECEに 砕いていけばできるから、それを勧めてるんだけどね・・・。 でも技術現場の人は、逆の 具体的な実験結果→推定メカニズム という思考回路だから メカニズムから先に考え始める思考回路に慣れてない。 ここがコツ普及の難しいところ。) でも、ついに後輩が 完全に理解しそう☆ あと一息!! *具体的な物事から 抽象化・上位概念化・一般化する(メカニズム推定する)事を ”帰納”と呼ぶ。 *上位概念・上位目的・原理・メカニズムから 具体的な物事を導き出す事を ”演繹”と呼ぶ。 ほとんどの人は ”帰納”の思考回路なの。 ・・・僕は ”演繹”の思考回路を勧めてる。 発明問題解決理論TRIZ/USITも、全体最適理論のトヨタ生産方式TPSやTOCも、 品質工学QEも、価値工学VEも ”演繹”の思考回路が基本。 ・・・もっと言えば、数学も 法律も ”演繹”の思考回路が基本。 大事なのは、 『仮説を立てて、それで実際に起きてる現象が矛盾なく説明できるか?』 と考えること。 『仮説を立てて、それで矛盾なく 望みの現象を引き起こせそうか?』 と考えること。 『理想を目指して、全てを矛盾なく体系立てて(ダブリ・漏れなく 科学的に)結びつける。』 と言い換えてもいい。 仮説を立ててから行動を起こせば、 もし不満足な結果が次に出た時に 仮説のどこが間違っていたかを すぐ考えることができる。 ⇔ 仮説を立てずに行動すると、次の行動を取るのが極度に遅くなる。 最悪の場合は思考停止に陥り、堂々巡りの蟻地獄に陥る。。 理想を求め続ければ、諦めない。 必ず前進し続ける。 だから達成できる可能性大。 ただし 科学的にどうしても不可能な所にぶち当たったら、すぐに諦める。 そうすることで、科学原理に逆らうことなく 解決が待たれている課題へ取り組める。 多くの課題に取り組めば取り組むほど、多くの成果が挙がるのは 当たり前。 この考え方が、 仮説設定力、分析力、課題形成力、問題解決力なんです。 ”演繹”力、”帰納”力と言ってもいいし、 思考力といってもいい。 頭の良し悪しと言ってもいい。 世の中に 天才なんていない.。(たぶん。) でも 訓練を積んだ挙句、抜群の思考力を持っている努力家はいる。 大前研一さんはそう。 アインシュタインもそう。 でも、誰でも 『書きながら考える』ことをすれば、あっという間に 近づけますよ。 それが ここ数年、僕が思考回路を研究してきて 辿り着いた結論。 ここで、アインシュタインが残した言葉を紹介します。 http://kuroneko22.cool.ne.jp/einstein.htm http://www.great-saying.com/w-einstein02.html より抜粋。 『私は天才ではありません。ただ、人より長く一つのことと付き合っていただけです。』 『大切なのは、疑問を持ち続けること』 『結果というものにたどりつけるのは、偏執狂だけである。』 → 無矛盾の追及 = 矛盾に疑問を持ち、メカニズムを考える事が重要。 『空想は知識より重要である。知識には限界がある。想像力は世界を包み込む。 ―「科学について」― 』 → 目前の具体的物事に囚われず、 全てが矛盾しないメカニズムを考える=仮説を立てる=空想する事が重要。
by hugoniot
| 2007-06-21 19:00
| 科学
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