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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080113-00000402-yom-bus_allより引用
海藻でバイオ燃料、水産庁が5年で技術を確立へ 1月13日13時13分配信 読売新聞 水産庁は、植物由来の燃料として地球温暖化防止の効果が期待されている バイオエタノールを、海藻から作る技術の研究に2008年度から着手する。 水産庁は初年度の08年度政府予算で約6000万円の研究費用を確保しており、 5年で技術を確立する計画だ。 現在、バイオエタノールは主にトウモロコシなどの穀物から作られているが、 食料用穀物の生産が減り、価格が高騰する影響が出ている。 土地の制約がない海で養殖できる海藻を原料に作れば、 食物と競合せずに温暖化対策が進められると期待されている。 バイオエタノールは、植物に含まれる糖質やでんぷん質を発酵させて作る。 水産庁の研究では、海藻に含まれるアルギン酸という糖類を分解・発酵させて エタノールを作るため、これに適した酵素を探す。 海藻はワカメやコンブなどの食用ではなく、成長が早い種類の藻を使う方針だ。 --------------------------------------------------------------------------------------------------------- ↓↓以下、コメント↓↓ 珍しくマトモな環境関連ニュースだ。 植物が育つ(CO2を還元・固定化する)分だけ 採って利用(酸化燃焼)するのは問題ない。 だから江戸時代以前のように、 植物を伐った分だけ またちゃんと植物が育つ(植える)なら、伐った植物を燃やしても良い。 *かまどや風呂を沸かすために木を燃やすんでもいい。 *紙を作って 最終的にゴミとして燃やして捨てたり/埋め立て→微生物が酸化してもいい。 *動物が野菜・穀物(←これも植物)を食べて、体内で酸化燃焼してエネルギー源にしてもいい。 *植物の糖分を発酵させてエタノールを作り、それを飲んだり 自動車燃料等にしても良い。 *廃木材や食べ残しや下水を発酵させたガスを酸化燃焼させた熱を利用して発電しても良い。 だから、いかに植物由来の還元炭素エネルギーを 効率よく製造・使用するかは要研究。 でも、今は陸上の植物が減り続けている。 森林を燃やして田畑を作る焼畑農業はまだいい。 森林植物から穀物・野菜に代わるだけで、いちおうまだ植物が生えているから。 最悪なのは砂漠化や、塩害による土地の不毛化や、農地が道路や宅地に変わること。 これは植物が生えていた土地が もう生えない土地に変わってしまったことを意味する。 消滅した植物量は そのまま大気中へCO2として放出されてしまったに違いない。 今は一部の人の植林努力にも関わらず、森林量(∝植物量)がみるみる減ってる。 このままでは あと400年で陸上の森林を伐り尽くすほどのハイペースらしい。 こんな状況では、森林を更に減らしてエネルギーを得ようとするのはダメ。 (廃木材や雑草の利用効率アップはいいけど。) じゃあ森林じゃなく トウモロコシなどの食糧穀物を使えばいいかというと、それも本末転倒。 途上国では食糧を増産する為に森林伐採している。 食糧が足りない人(8億人)がいるのに、別の人がそれを自動車に食わせるのは人権無視。 というわけで、 陸上植物由来エネルギーに いま以上には頼れない。 ※植物の成長スピードを上げたり、途中で枯れにくくする研究は重要。 ※廃木材や下水からエネルギーを得て使い尽くすことは重要。 ※そもそも食べ残さない、木製製品を簡単に捨てずに使い尽くすことが重要。 だから頼るとしたら 海中・空中・宇宙で育つ植物。 空中で育てるのが いわゆる野菜工場。 (高層ビルの中で育てるから 土地面積制約なし。) 宇宙に野菜工場を作るのも良い。 でも、まだ野菜工場は将来技術。 とりあえず自然の海中植物を利用したい。 その場合、昆布やワカメ等の食用植物を使うんじゃ トウモロコシ・サトウキビと同じくバカ。 利用すべきは 非食用の植物。 水産庁は正しく問題の構造を捉えているから、この技術開発のニュースは素晴らしい。 (ただし、これだけでは 持続不可能な森林伐採や化石燃料枯渇を防ぐ事はできないだろう。 他の再生可能エネルギー源開発と エネルギー利用効率アップと 節約が必要。)
by hugoniot
| 2008-01-13 17:01
| 環境
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