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経済・仕事(知的財産・モノ作り)・科学、ポジティブシンキング(モチベーションup、メンタルヘルス)、地球環境、歴史、ゴルフ・野球、囲碁・・・手当たりしだいに理詰めで追求!
by hugoniot
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弁証法のまとめ

☆ 弁証法は、様々なシステムの進化パターンを明示し、
      そのパターンを参考にして 進化を加速するための手法である。
 
  ~システムの進化パターン~
 
   システム(構成要素間の相互作用によって、ある機能を発現する要素集合体)は、
   まるで 螺旋階段を上るように進化する。
    理想性=(有益機能)/(有害機能+コスト)が増す方向へ進歩する。
    ・矛盾(正-反)を解消しながら進歩する。
      … いわゆる ”否定の否定”、
             ”量から質へ、質から量へ”
 
 
  ~弁証法の基本~
 
  『*最上位目的・理想の姿からの”演繹”(機能展開)
   *具体的な手段・現象からの”帰納”(目的展開・機能分析、なぜなぜ展開)
    交互に繰り返す。』
      … ロジカルシンキングの基本である
         ”演繹”と”帰納”を駆使する思考作業なので、
        「超・ロジカルシンキング」と呼ばれることがある。
      … 最上位目的→実現手段
                 上位目的→実現手段
                        中位目的→実現手段
                               下位目的→実現手段・・・
       という風に、
       目的(課題)と手段が入れ子になった階層・体系が形成される。
       この状態に着目して、本思考作業のことを
        「システム思考(by ブレークスルー思考法)」
        「システム・アプローチ(by TRIZ)」
       と呼ぶ人もいる。
      … 新たな階層(因果関係の飛び)を発見すると、漏れていた手段が見つかる。
        このことに着目して、本思考作業のことを
        「体系的アイデア出し」「体系的発明思考法」(SIT)
        「体系的技術革新」(by Darell Mann)
        「イノベーションとは、未知なるものの体系化」(by P.ドラッカー)」
        と呼ぶ人もいる。
        ロジカルシンキング系の人たちは、
        ”階層の飛びなく、体系的・網羅的に
          情報整理 兼 アイデア出し” を行った結果の姿を、
         「MECEなロジックツリー」
       と呼んでいる。
 
 
  ~近年の弁証法発展史~
 
   (1) クラシカルTRIZの
       ①”技術的矛盾の発見→矛盾マトリクス中の発明原理をヒントにアイデア出し”や、
       ② ”二律背反の物理的矛盾にまで突き詰めて分析し→分離原理でアイデア出し”や、
       ③ ”物質-場分析 → 発明標準解をヒントにアイデア出し”や、
       ④ ”(対となる)技術進化パターンの(交互)活用 ”や、
       ⑤ ”究極の理想解”
     それに VEや科学的思考法やFMEAや特許権取得の考えを取り入れた
     I-TRIZや GEN3や (F-)USIT等の
       ①~⑤
        ”システムアプローチ(問題定義、最重要課題MPVの選定)
         →動的な因果関係分析(F-USITサブプロセス分解)
          → 階層的に整理した発明原理(有益機能up/有害機能downから出発)
            をヒントにアイデア出し”  [IPS]
       ⑥”不具合(二次的課題)予測→それを解決する 改良アイデア出し” [AFD]
       ⑦”特許技術の回避アイデア(同一課題の別解決手段)出し” [CIP]
          … 技術的な問題・課題
            (技術的矛盾や、
            その背後に潜んでいる物理的矛盾・物理制約)に特化して発展した弁証法。
                    +
   (2) TOC思考プロセスの”対立解消図”や、
      その拡張版である
      アーサー・D・リトルコンサルティング提唱の”Market-Function-Technology ツリー”
      TRIZシンポ2010で発表された ”思考展開図”
      東京農工大大学院MOTの 鶴見隆教授が提唱する”課題-解決手段系統図”
      日本アイアール・今泉氏らが着目する
              ”曼荼羅(サンスクリット語で 問題解決・本質を現すもの の意)”
          … 技術的な問題・課題に限らず、
             心理的な  対人的・組織的な問題・課題 (管理的矛盾、方針制約)
             にも適用できる 弁証法。
                    ↓  
    (1) I-TRIZや(F-)USITへ  さらに”品質機能展開”と”品質工学”の考えを取り入れた上で、
    (2) ロジカルシンキングの”MECEなロジックツリー”を軸にして 全体を簡素化した
     ”技術体系表 (某社流_課題-解決手段系統図 兼 戦略的特許マップ)” を確立。
                                 @2010年春
 
---------------------------------------------------------------------------
 
<総括>
 
 問題解決手法[システム]としての『弁証法』も、
 弁証法が指し示す ”システムの進化パターン”にしたがって 着実に進化している。
 
 ・ソ連生まれの問題解決手法TRIZは、
  西欧や日本の問題解決手法であり
  いわば異分野
     (VE, FMEA, 知財, 品質工学,ブレイクスルー思考, TOC, ロジカルシンキング)の手法
  を参考にして、
  問題解決手法としての「理想性」を増す 進化を遂げてきた。
 
 ・TRIZに限らず、品質機能展開も品質工学も、TOCも、トヨタ生産方式も、
  おのおのの手法・理論体系を 精緻化・複雑化・汎用化・万能化し、
  ヒトの主観・直感を許容せず  ヒトを客観的・科学的手順に従わせることによって 
  問題解決の効率を上げようとする時代が長年続いたが、普及に行き詰まった。
  そこで、近年 急速に
  各手法のエッセンスを抽出した簡易化や 各手法の組み合わせ、
  ヒトの主観・直感を再許容する、という動きが強まっている。
  
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by hugoniot | 2011-09-12 11:02 | 仕事

問題解決アプローチには2種類ある。(演繹的アプローチと原因分析的アプローチ)


「”目的”を明らかにし、欲しい”機能”(必要な有益機能)を明らかにし、
 その実現手段(方式)を思い描き、具体的な実現手段(構成)を思い描く・・・」
という風に、
目的から 演繹的に問題解決手段を編み出していくアプローチ法がある。

【具体的手法】
 ・ブレークスルー思考法(ワークデザイン)の ”目的(機能)展開”
 ・USITの ”Particles法”
 ・TRIZの ”究極の理想解”
 ・品質工学の ”ロバスト設計”



「困っている現象(有害機能)の原因を見つけ、対策する」
という風に、
困っている現象から 分析的(帰納的)に問題解決手段を編み出していくアプローチ法がある。

【具体的手法】
 ・TOCの ”現状問題構造ツリー”
 ・TPSの ”真因追究 (なぜ?×5)”
 ・”なぜなぜ展開”
 ・QC
 ・USITの ”閉世界法”



※ やたら 多くの手法を覚える必要はない。
  大きく分けて
    ①演繹      = 有益機能の実現
    ②帰納(分析) = 有害機能の抑制
  の2種類のアプローチしかないことを知り、両方とも使いこなせることが重要。
 
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by hugoniot | 2010-10-25 00:04 | 知的財産

夢いっぱい!アイデアの出しがいがある有人火星探査。

NHKで 有人火星探査に関するドラマ&ドキュメンタリー番組がある。
その宣伝を見たんだけど、面白いね。

2030年頃を目標にしているらしい。 あと たった(?)22年。
パッと見たところ、次のような課題が挙げられていた。
  (対策は番組で紹介されていたもの+自分が考えたもの。
   なるべくダブリなく、系統的・体系的に アイデアを並べようとしている。)
----------------------------------------------------------------------------------------------------------
①無重力下に長時間いる事による筋力低下の問題。(現状、1年で筋力が半分に落ちるそう。)
   → 1) 回転による人工重力を作り出す。
          ⇒ ただし数百mの大きさが必要になりそう。
               → 打ち上げが大変になる。【問題②へ】
     2) 地球側からプラズマ照射加速等して速く着ければ、筋力低下が少なくて済む。
        船体を軽くできれば速く往復できるので、筋力低下が少なくて済む。
     3) 無重力下でも筋力が落ちない食事&トレーニング法があれば問題なくなる。
     4) 筋力が落ちて地球へ帰還しても すぐor徐々に回復するリハビリ法があれば良い。

②火星は遠くて往復時間がかかるので、多量の物資が必要で打ち上げが大変という問題。
 (スペースシャトルは20tしか打ち上げられない。火星へ行くには100t必要?)
   → 1) プラズマ照射加速等で速く着ければ、その分だけ必要物資量が少なくて済む。
     2) 先に物資だけ火星へ送っておけば、有人宇宙船の重さを軽くできる。
          ⇒ 火星は空気が薄いので、重い着陸船が減速しきれず着陸失敗の恐れ有。
               → 着陸前に羽根を広げて減速すれば、60tまで大丈夫そう?!
     3) 帰りの燃料を火星で作れば、行きの燃料だけ積んで打ち上げればいい。
     4) 植物工場を付ければ、重い野菜・食糧を持ってかずに 軽い種を積むだけで済む。

③宇宙服が重くて大変という問題。(前提として、宇宙線被曝を防がなければならない。)
   → 1) なるべく船外作業をロボットに任せる。
     2) 宇宙服を軽量化する。

④火星の砂嵐に巻き込まれた場合の問題。 (砂塵が帯電して危険らしい)
-----------------------------------------------------------------------------------------------------------

課題山積だけど、不可能じゃないなって感じ。

こういうのを考えるのって 案外難しくないんだよね。
極限状態だから、白黒つけて考えるしかない。

例えば、①無重力下で筋力低下してしまう問題には 大きく分けて次の3種類しか対策がない。
 1)人工重力を作り出す。
 2)無重力でも筋力が落ちない工夫をする。(速く往復するのも一策。筋トレも一策。)
 3)筋力が落ちても不都合ないようにする。(火星往復中の健康管理、地球帰還後のリハビリ)

1)~3)それぞれ研究すればいいんだよね。
それぞれ新しい課題が生まれる。
 1) 人工重力を作ろうとすると船体が巨大になり、重くなる。 重くなると打ち上げが大変。
 2) 速く往復しようとすると、船体+物資を軽くする or/and 船体加速方法に工夫が必要。
 3) ??

まずは1)2)の研究をすべき。
なぜなら3)はあまりにも工夫がない妥協策だから。 3)はどうしようもない時の最後の手段。

1)と2)の関係にご注目。
①無重力下に長期間いることで筋力低下してしまう問題に関して言えば、
1)人工重力さえ作れれば、2)速く往復して時間短縮する必要はない。
速く往復する必要がなければ、宇宙船がいくら重くてもいい。物資をいくら積んでもいい。
・・・・・
逆に、2)メチャクチャ速く往復できれば、わざわざ1)人工重力を発生させる必要はない。
今まで通りの宇宙船でいい。
・・・・・
実際は2)メチャクチャ速くは往復できなさそうなので 1)人工重力を作らざるを得なさそう。
そして できることなら速く往復できるに越したことはないので、2)加速方式の研究も進める。
・・・・・
でも、まずは①無重力下に長期間いることで筋力低下してしまう問題を考える時は、
「1)さえあれば2)は不要だし、2)さえあれば1)は不要だ」と考えるべき。
 (打ち上げ時や、着陸時や、長期間飛行時のメンタルや、経費の問題とは分けて考える。
  別の問題を ①無重力下に長期いる事による筋力低下 の問題とごちゃ混ぜにしないこと!)


このように、問題①の課題→解決手段→そのまた解決手段・・・の関係をスッキリ整理した後、
問題② 「火星が遠くて往復時間がかかるので、物資が大量に必要で、打ち上げが大変」について
全神経を集中させて考える。
これが課題解決・アイデア出しのコツ。 集中して考えないとね。

(ちなみに、ここで②の代わりに 「宇宙船を軽くしたい」という目標設定をするのは間違い。
 『速く往復したい』から軽くしたいのか、『着陸時に危ない』から軽くしたいのかが分からないし、
 ”船体”を軽くしたいのか、”物資”を軽くしたいのか、”燃料”を軽くしたいのかも不明だから。
    ・・・ 要するに、「何のために」軽くしたいのか? 軽くする目的がハッキリしてないから×
       アイデアを出す時は、常に上位目的→更に上位目的→最上位目的を考えなきゃ×)

話を元に戻そう。

「火星が遠くて往復時間がかかるので、物資が大量に必要で、打ち上げが大変」
という問題定義文を、前の方から読んでいく。

火星が遠いのはしょうがない。
でも速く往復できれば短時間で済むので物資は少なくて済む。
だから「宇宙船全体の重さを軽くする」のと「速い加速方式を導入する」ことが解決手段になる。

そのうち 前者の「宇宙船全体の重さを軽くする」について考えると、
”船体自体”を軽くするのと、”物資”を軽くするのと、”燃料”を軽くする等に分けて考えられる。

次に 後者の「速い加速方式を導入する」について考えると、
固体/液体燃料の燃焼による従来方式や、惑星・衛星の重力を利用するスイングバイ方式や、
プラズマ照射方式や、・・・ 等々と 色々な方式を挙げて、各方式を更に詳しく考えればいい。
・・・・・
ここまでで、「往復時間を短くする」という観点でのアイデア出しは終わり。


次に「物資が大量に必要(で打ち上げが大変)」という問題の解決策を考えていく。
そもそも「何のために物資が必要なのだろう?」 という目的・機能から考えることが肝要。
 *ヒトを運ぶため。
 *ヒトの食糧を運ぶため。
    ・行きの食糧を運ぶため。
        ↑ 往路中で植物を育てて食べればいいんじゃないの?
    ・帰りの食糧を運ぶため。
        ↑ 復路中で植物を育てて食べればいいんじゃないの?
          火星で現調達すればいいんじゃないの?(実際はほぼ不可能だけど。)
 *行きの燃料を運ぶため。
 *帰りの燃料を運ぶため。
        ↑ そもそも運ぶ必要があるの? 現地調達すればいいんじゃないの?
          ヒトと一緒に運ぶ必要があるの? 別々に運べばいいんじゃないの?
 *火星現地での探査基材を運ぶため。
        ↑ ヒトと一緒に運ぶ必要があるの? 別々に運べばいいんじゃないの?
  ・・・・・
目的機能を考えれば、どんどん良いアイデアが湧く。
だから「最上位目的→達成手段→そのまた達成手段・・・という順に考えましょう」と言ってる。
 (この思考プロセスが 品質機能展開QFD→体系的発明思考法TRIZ/USIT。 簡単でしょ?)


打ち上げが大変なのは、デカくて重いから。
できるだけパワーのある打ち上げ方式を開発していくのは当然として、
どうしても1回で打ち上げられないなら 小分けして打ち上げるしかない。
  (地球で組み立てるか/宇宙ステーションで組み立てるか/月面で組み立てるか/
   火星周回軌道で組み立てるか/火星上で組み立てるか を選択するしかない。
      ・・・ 目的機能に応じて 別々に打ち上げればいい。
         ヒトの乗る宇宙船とくっつけて 一度に地球から打ち上げる必要は必ずしもない。)

以上で、「打ち上げが大変」という問題の解決アイデア出しは終了。


次は何だっけ? 着陸が心配なんだっけ?
「空気の薄い火星で重い宇宙船が減速しきれずに 火星面へ激突して壊れるのを防ぐ」
という課題が挙げられてるんだよね。

なるほど、確かに火星は空気が薄いから 空気抵抗でなかなか減速しない。
それに対しては、「着陸前に羽根を広げて空気抵抗を大きくする」というのは一策。
・・・・・
他にも対策は色々と立てられるだろう。
月はもっと空気が薄いのに、ちゃんと着陸できた。(小さい着陸船しか下ろしてないけど。。)
                           ↓
デカイ人口重力発生器の方は火星周回軌道の方へ残しておいて、着陸船だけ下ろせばいい。
もっと物資を下ろしたいなら、それも宇宙船本体から切り離せばいい。
                      有人宇宙船とは別に 火星へ先に送り込んでおいてもいい。
これで着陸の問題もおしまい。


あと、宇宙服が重いとか、砂嵐が怖いという問題もあるけど、それも それぞれ考えればいい。
他にも問題が想像できるだろう。 無人探査で予行演習しないと分からない問題もあるだろう。
それらの問題も1つ1つ解決していけばいい。

目的機能を考えて、問題解決策を合計確率100%になるように挙げていく。
これが目標達成・課題解決のコツ。
------------------------------------------------------------------------------------

ちなみに、どの部材も小型・軽量に越したことはない。
       宇宙船にせよ、宇宙服にせよ、何でもね。 それぞれ個別に突き詰めればいい。
もちろん、速く往復できるハイパワーな加速方式があるに越したことはない。
         (例.プラズマ加速、スイングバイ、高性能ロケット燃料・・・)
      それぞれ個別に突き詰めればいい。

なるべく個々の部材を軽くしたいという願望と、なるべく加速を強めたいという願望は
それぞれ 個別に突き詰めればいい。 どっちも悪いことじゃないので突き詰めればいい。
  ※ただし軽けりゃいいってもんじゃない。 軽いのに他の機能が落ちてないというのが重要。
    例えば軽くても強度を保つっていうのは大前提。 強度が落ちたら姉歯マンションと同じ。。

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------
火星有人飛行(宇宙探査)について考えるのは、技術開発の考え方を学ぶのに好適。
基本的な考え方は、日頃のモノ作りの時と同じ。 コツが共通。
 *問題を文章にして、対策をMECEに分けて考える。
 *必要機能AとBのトレードオフを解消するために、AとBをそれぞれ突き詰める。
  あの手この手を尽くして、妥協せずに済む方法を考える。
    (今どこを考えているのか分からなくならないように、考えの過程を書き残すこと。
     体系的・階層的なロジックツリーにして、「何のために」やっているかを自覚すること。
          ・・・ 他の技術が進んだら自分の技術が不要になるのでは?と疑うこと!)
         ↑ ↑ ↑
慣れれば簡単で、どんなことを考える時も役に立つ。

おそらく慣れるまで難しいのは、次の2点。
 ①階層的に(「何のために」やるのか)考えること。
 ②合計確率100%(MECE)になるように 対策パターンを挙げること。

『問題解決は 原因を「なぜ?なぜ?」と帰納的に考えるのがコツだ』と思ってる人が多いけど、
それより先に、目的→手段→そのまた手段・・・という風に 演繹的に考えることが大切。
演繹的に考えた手段を実行して、そこで起きた想定外の問題に対し「なぜ?」と考えればいい。

多くの人は 最初に(理想状態・目的から)演繹的に考えてないから、すぐ問題にぶち当たる。
理想的な設計を事前に頭の中で考えてないから頻繁に。
そして問題が起きてから考え始める。 問題に対策すると、他の問題が起きる。
その問題に対策すると、元の問題がまた起きる・・・
これが いわゆる”モグラ叩き”の技術開発。 時間とお金がかかりまくる非効率な進め方。
   ↑ 必要機能/懸念問題を最初に挙げ尽くして(有益機能A、B、C・・・有害機能a、b・・・)、
     どういう手段を採ると 各機能がどう変化するかを事前に把握してないから こうなる。

この問題は なかなか深刻。 非常に多くの人がハマっている構図。
ハッキリ言って、①②の考え方をしない限り
 *学校の勉強で良い点は取れないし、
 *メーカーで残業なしに ガンガンと技術開発することもできないし、
 *2030年までに火星へ辿り着くこともできないでしょう。
あちら立てれば、こちらが立たず。。 モグラ叩きでなかなか前へ進まない。


なんで こうなってしまうかというと、
どんなことだって
「○○年△△月までに、□□を達成する(問題☆☆を解消する)。」という命題になってるから。

受験だってそう、モノ作りの技術開発だってそう、製造の突発故障対策もそう、火星探査もそう。
目的がないことなんて、この世には 基本的に何もない。
何をするにも(どんな手段を採るにせよ)、それが目的に繋がっていなければ意味がない。

だから、目的と手段の繋がりをちゃんと確認しなきゃいけない。それが①。
     アイデア(手段)に漏れがないかを確認しなきゃいけない。   それが②。
        (ある機能に関するアイデアが漏れると、他の機能にも影響を与えちゃう。
         1度考えが漏れる人は2度、3度と考えが漏れがち。 だから段々と苦しくなる。)


”原因”と”結果”の繋がりは学校でよく勉強するんだよね。 理科でも歴史でも。
でも、”目的”と”手段”の繋がりは学校で教わらない。 だから社会に出て戸惑うんだと思う。
  目的→手段→そのまた手段・・・
  結果←原因←そのまた原因・・・    結果が目的で、手段は原因。
こう考えれば、
 「学生時代は優秀だったのに 社会でくすぶる」ってことはないんじゃないかな?
そういう人が 身の周りにもホントたくさんいる。
つくづく、学歴と仕事の出来具合は別物だと思う。

でも学歴のある人は 結果←原因←そのまた原因・・・の繋がりについて
考えたり/覚えたりするのは得意だったはず。
だから、目的→手段→そのまた手段・・・の繋がりを書いて考える練習をすれば立ち直れると思う。

また、学歴がない人だって、
  目的→手段→そのまた手段・・・
  結果←原因←そのまた原因・・・の繋がりを書いて考える練習をすれば 飛躍できると思う。


そして何といっても、学歴があろうと/なかろうと 共通して当てはまるのは、
「自分には無理!」 「あの人には敵わない・・・」と思って諦めたら、その時点で終了~ってこと。

そりゃそうだ。
手段を実行しなきゃ好結果が出るわけがない。 手段を考えなきゃ実行できるわけがない。
諦めれば(手段を考えようとしなければ)、手段を実行できないから、好結果が出るわけがない。


う~ん・・・ 自分で書いてて耳が痛い。。
やっぱり 今まで潜在意識に引きづられてたよな。
 「自分は無能だから、私生活を切り捨てて努力するしかない。」と思ってたもんね。
 「なんとか30才までにメドをつけたい」と思ってたもんね。
そうじゃなくて、
 「仕事も私生活も両立させよう。 時間を区切って、それぞれ楽しんでいこう。」
 「28才までにメドをつけよう」 または 「一生かけて考えていけばいい」 と思えばよかった。

そう考えなかったから、潜在意識通りの結果になった。 30才になっちゃった(^^;
 「30才でここまで来れれば上出来。 後が楽しみ。」って思ってたからそうなるんだよね。
そのレベルを目標にして、進度に満足してたから その上へ行けなかった。
 「問題解決理論を28才までに究め、ゴルフは30才までに工場で優勝」と本気で考えてれば、
けっこうな確率で叶ってたかもしれない。
  (2年ほど前に工場コンペ優勝を諦めた。
   問題解決理論に集中しないと30才どころか 40才、50才になっちゃうと感じたから。
   その時点で、ゴルフはじめ私生活との両立を一旦諦めた。 だから優勝できなかった。)

まぁ いいや。 過去を振り返っても意味はない。
当時は両立できる実力・余裕がなかったんだから しょうがない。 自分で決断したことだし。
多分当時に戻ったら、もう一度同じことをしそう。 すべてを捨てて研究に情熱を注いだと思う。

過去は反省材料にするとして、これからどうするかが肝心。
今後は潜在意識に注意する。 ひたすら前向きに、前向きに。 両立を諦めない。
目的・願望・課題を一通り挙げて、それぞれ 達成/解決手段を挙げていく。
    ・・・なんでも両立を目指さないとね。 両立を諦めた瞬間に両立できなくなる。

火星有人探査に比べれば、たいていのことは簡単だ。
    ・・・火星探査で課題解決策の両立を諦めたら、それは”死”や”不成功”に直結する。
だから たかがメーカーに勤めている以上、なんでも両立できるはず。
 
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by hugoniot | 2008-01-27 05:58 | 宇宙・天文・地学

【重要】”矛盾がない仮説”を立てることを目指す

紫外線硬化性の塗布膜を 紫外線硬化する時に、スジが出てしまうらしい。
協力部門(製造部)が最近 解析実験をしている。

搬送速度をふったり、紫外線照射量をふったり、フィルム加熱量をふって
スジの発生箇所、発生強度を 評価した結果が出てきた。

そこで、後輩から相談を受けた。
 (休憩室での気軽な雑談感覚。
  こういう話は会議室を取ったり、関係者のスケジュール調整をするまでもない。
  どんどん 茶飲み話程度の気軽さで、ディスカッションすればいい。)
「このスジの 発生メカニズムは何だと思う?」と。

先週も聞かれて 同じ仮説を 即答した。
その時に比べて解析実験データが 豊富になったんだけど、それと 僕の仮説は矛盾しない。
 (つまり、仮説を支持するデータが 増えてきた、ということ。)

この仮説を立てるコツがあるんだよね~。
僕は 特許を通じて、また社内あちこちの課題解決事例を通じて、そのコツをつかんだ。
でも なかなか、そのコツを 他人に伝えることができなくて困ってた。
 (最上位目的→上位目的→中位目的→下位目的→達成手段→更に具体的な達成手段・・・
  と ダブリ・漏れなくMECEに 砕いていけばできるから、それを勧めてるんだけどね・・・。
  でも技術現場の人は、逆の 具体的な実験結果→推定メカニズム という思考回路だから
  メカニズムから先に考え始める思考回路に慣れてない。 ここがコツ普及の難しいところ。)

でも、ついに後輩が 完全に理解しそう☆ あと一息!!


*具体的な物事から 抽象化・上位概念化・一般化する(メカニズム推定する)事を ”帰納”と呼ぶ。
*上位概念・上位目的・原理・メカニズムから 具体的な物事を導き出す事を ”演繹”と呼ぶ。

ほとんどの人は ”帰納”の思考回路なの。
   ・・・僕は ”演繹”の思考回路を勧めてる。
      発明問題解決理論TRIZ/USITも、全体最適理論のトヨタ生産方式TPSやTOCも、
      品質工学QEも、価値工学VEも ”演繹”の思考回路が基本。
   ・・・もっと言えば、数学も 法律も ”演繹”の思考回路が基本。

大事なのは、
『仮説を立てて、それで実際に起きてる現象が矛盾なく説明できるか?』 と考えること。
『仮説を立てて、それで矛盾なく 望みの現象を引き起こせそうか?』    と考えること。

『理想を目指して、全てを矛盾なく体系立てて(ダブリ・漏れなく 科学的に)結びつける。』

と言い換えてもいい。


仮説を立ててから行動を起こせば、
もし不満足な結果が次に出た時に 仮説のどこが間違っていたかを すぐ考えることができる。
  ⇔ 仮説を立てずに行動すると、次の行動を取るのが極度に遅くなる。
    最悪の場合は思考停止に陥り、堂々巡りの蟻地獄に陥る。。

理想を求め続ければ、諦めない。 必ず前進し続ける。 だから達成できる可能性大。
ただし 科学的にどうしても不可能な所にぶち当たったら、すぐに諦める。
そうすることで、科学原理に逆らうことなく 解決が待たれている課題へ取り組める。
多くの課題に取り組めば取り組むほど、多くの成果が挙がるのは 当たり前。

この考え方が、 仮説設定力、分析力、課題形成力、問題解決力なんです。 
”演繹”力、”帰納”力と言ってもいいし、 思考力といってもいい。
頭の良し悪しと言ってもいい。


世の中に 天才なんていない.。(たぶん。)
でも 訓練を積んだ挙句、抜群の思考力を持っている努力家はいる。

大前研一さんはそう。 アインシュタインもそう。
でも、誰でも 『書きながら考える』ことをすれば、あっという間に 近づけますよ。
それが ここ数年、僕が思考回路を研究してきて 辿り着いた結論。


ここで、アインシュタインが残した言葉を紹介します。
 http://kuroneko22.cool.ne.jp/einstein.htm
 http://www.great-saying.com/w-einstein02.html より抜粋。 

『私は天才ではありません。ただ、人より長く一つのことと付き合っていただけです。』
『大切なのは、疑問を持ち続けること』
『結果というものにたどりつけるのは、偏執狂だけである。』
     → 無矛盾の追及 = 矛盾に疑問を持ち、メカニズムを考える事が重要。

『空想は知識より重要である。知識には限界がある。想像力は世界を包み込む。
                ―「科学について」―  』

     → 目前の具体的物事に囚われず、
       全てが矛盾しないメカニズムを考える=仮説を立てる=空想する事が重要。
 
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by hugoniot | 2007-06-21 19:00 | 科学

相対性理論とは?(これぞ演繹!100点狙いの思考法)

本業である 生産技術の体系化は、ノンビリやっても 来月中に 相当進む。
5月には 半年に1度の社内公募(異動願)がある。 応募しようかな。
又は社内ベンチャー申請。

更に、いつでも転職or独立(技術課題解決の請負、小~大学生の学習塾)ができるように、
もう一度 物理・化学・数学の勉強を始めました。
 (先週末に8000円ほど科学本を購入。物理・化学・数学を各1冊と相対性理論を2冊。
  今月中に 隅々まで解るようにしておきたい。 あらゆる産業の技術士資格を取りたい。)

”いつでも異動していい、会社を辞めてもいい”
っていう心の余裕があるかどうかで、日頃の振舞いが大きく変わってくると思う。
理不尽なことが起きた時、自分の将来に自信があれば断固闘える。

自信がなきゃ、見て見ぬふりして 臭いモノにフタ。 むしろ理不尽に加勢しかねない。
そんなことするくらいなら、会社を辞める方がマシ。 これが僕の 仕事の美学。

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まだ読み始めたばかりだけど、相対性理論は面白い&美しい。

*特殊相対性理論は ”相対性原理”と”光速不変の原理”の2原理から全て導かれる。
*一般相対性理論は ”一般相対性原理”と”等価原理”と
              ”重力がない時は特殊相対論が成立”の3原理から全て導かれる。


この「数少ない原理で全てを説明できる。 問題解決できる。」というのが凄く重要!
  (イチイチ 1つ1つの細かい事柄を丸暗記してたら 頭がパンクしちゃう。。)

研ぎ澄まされた ダブリなく・漏れない基本原理を組み合わせて、
必要な時に スンナリと目標達成=課題解決できる応用力=しっかりした基礎力が大事。
   ※これって”体系化する能力”=”因果関係を正確に繋げる能力”のこと。
     俗に言う ”数学力”、”論理思考力”も同じ 。
     基本原理に基づき、それを組み合わせて問題解決する思考法は
     『演繹(えんえき)』と呼ばれます。 Wikipediaで調べれば、詳しく書いてあります。
     相対性理論は、これぞ演繹!という代表格。
     だって4つの原理で、世の中の森羅万象がほとんど説明できるって言うんだから。


どんな問題でも、100点満点を取ることができるはず。
だって、相対性理論と量子論とニュートン理論から外れる現象はまだ見つかってない。
この3つの理論をキッチリ理解して、応用すれば、解けない問題なんて何もないはず。

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”演繹思考=100点満点・完璧主義” の人と、それ以外の人との対立は根深い。

僕は 「80点でいい。それをいかに多くやるかが仕事。」と元・上司に 前からずっと言われてる。
「100点は学者が目指すこと。現場は違うんだ。現場に出てみろ。実績を示せ。」とも。

とんでもない。
80点狙いじゃダメ。 100点満点を多くやる。
 (究極に速く・安く目標達成するのが100点。)

今の所属グループは無難に(?)80点を狙っちゃってる。
自部署担当の生産技術に関する問題は解決したけど、費用が高くついた。

研究所や、営業部や、特許出願が抱える 致命的・根本的問題が手付かずだから、
生産技術だけ進歩しても、担当商品の売上&利益は挙がらない。

せっかく確立した生産技術も、この担当商品以外に使えないから潰しが利かない。
ということは・・・ 生産技術の確立に投じた時間とお金も全てムダ。

そこまで迫ると、現・上司と元・上司は 遂に本音が出る。
「それでもいい。今の商品が売上&利益を出せなくても、
 個人の成長にはなって、それが いずれ別の商品で花開くかもしれないから。」と。
  (いつも「仕事の進め方がなってない。」とか「全体のことを考えろ」
   「お前は子供みたいだな。」とか「もっと大人になれ」とか言ってくるくせにね。
   仕事=会社の利益upだよ。 なのに「利益が出なくても、個人成長すればいい」とくる。)


とんでもない!! 給料貰って自己成長だけだなんて、会社に対する背任行為。
それは、親に学費を全額出してもらって学校に通ってる子供たちと同じ。
いや、子供よりひどい。 親=会社の財布からガンガンお金を抜き出して、散財してる。
とんだ道楽息子だよ。
いつまで経っても「自己成長、勉強だ。次に生かす」とか言って、稼いでこないニート。

こちらに言わせりゃ、
「あんたらが子供。もっと大人になれ。仕事する気があるのか?
 仕事の進め方が全くなってない。 偉そうな顔をするな。 ちゃんと100点を目指せ!」だよ。


僕が言う100点は最大の利益を生むこと。 80点は利益がなくても売上が立つこと。
つまり会社に迷惑かけてない±0円の状態。 売上が立たないのは0点、いやマイナス。

現&元・上司たちは80点を狙って、実際は0点以下になってる。
 (やる気はあるのに、もったいない。。 100点を目指せば80点くらいに収まるだろうに。
  目標が低いから、結果が更に下回る。)


学校のテストみたいに60点や50点があれば救われるんだけど、ビジネスにはない。
売上(利益)が立つか/立たないかのどちらか。 立たなきゃクビ斬られても文句言えない。

独立開業してるラーメン屋、飲み屋、床屋・・・とかは 利益が挙がらなきゃ倒産。
借金抱えて破産しちゃう人もいるし、自殺しちゃう人もいる。
それに比べて、あまりにも仕事に対する真剣味が足りなさ過ぎるよ。

ニートやフリーターが問題だって言われてるけど、
大企業の役員、部課長、中堅バリバリの係長・・・であっても、実際の心構えはニート。。
偉そうな顔をする分、世の中の若いニートよりも タチが悪いかもしれない。


やってることが極悪ニート&会社のガンなのに
「俺は仕事ができる。会社に貢献してる。」と勘違いしてる人を なくしたい。

この勘違いを正せたら、メチャクチャ利益が挙がって 休みも多く取れるし
エネルギー消費量down&利用効率upで 地球温暖化防止に役立つ。
利益が増えれば、法人税も増えるから 国・地方公共団体の財政も助かる。
いいことしか起きない。

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若いニートの人たちは、一生かけて どこかで収支のバランスが取れればいいよ。
要は、周りの人の役に立てばいいの。
愚痴の聞き役でもいいし、笑い話で場を和ませるでもいいし、
何か他人様の役に立てば それだけで飯を食う権利はあると思うなー。

大企業のニートは、高給取りなくせに 誰の役にも立ってないので×。。
 
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by hugoniot | 2007-03-13 03:24 | 科学


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