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☆ 弁証法は、様々なシステムの進化パターンを明示し、
そのパターンを参考にして 進化を加速するための手法である。 ~システムの進化パターン~ システム(構成要素間の相互作用によって、ある機能を発現する要素集合体)は、 まるで 螺旋階段を上るように進化する。 ・理想性=(有益機能)/(有害機能+コスト)が増す方向へ進歩する。 ・矛盾(正-反)を解消しながら進歩する。 … いわゆる ”否定の否定”、 ”量から質へ、質から量へ” ~弁証法の基本~ 『*最上位目的・理想の姿からの”演繹”(機能展開) *具体的な手段・現象からの”帰納”(目的展開・機能分析、なぜなぜ展開) を 交互に繰り返す。』 … ロジカルシンキングの基本である ”演繹”と”帰納”を駆使する思考作業なので、 「超・ロジカルシンキング」と呼ばれることがある。 … 最上位目的→実現手段 上位目的→実現手段 中位目的→実現手段 下位目的→実現手段・・・ という風に、 目的(課題)と手段が入れ子になった階層・体系が形成される。 この状態に着目して、本思考作業のことを 「システム思考(by ブレークスルー思考法)」 「システム・アプローチ(by TRIZ)」 と呼ぶ人もいる。 … 新たな階層(因果関係の飛び)を発見すると、漏れていた手段が見つかる。 このことに着目して、本思考作業のことを 「体系的アイデア出し」「体系的発明思考法」(SIT) 「体系的技術革新」(by Darell Mann) 「イノベーションとは、未知なるものの体系化」(by P.ドラッカー)」 と呼ぶ人もいる。 ロジカルシンキング系の人たちは、 ”階層の飛びなく、体系的・網羅的に 情報整理 兼 アイデア出し” を行った結果の姿を、 「MECEなロジックツリー」 と呼んでいる。 ~近年の弁証法発展史~ (1) クラシカルTRIZの ①”技術的矛盾の発見→矛盾マトリクス中の発明原理をヒントにアイデア出し”や、 ② ”二律背反の物理的矛盾にまで突き詰めて分析し→分離原理でアイデア出し”や、 ③ ”物質-場分析 → 発明標準解をヒントにアイデア出し”や、 ④ ”(対となる)技術進化パターンの(交互)活用 ”や、 ⑤ ”究極の理想解” それに VEや科学的思考法やFMEAや特許権取得の考えを取り入れた I-TRIZや GEN3や (F-)USIT等の ①~⑤ ”システムアプローチ(問題定義、最重要課題MPVの選定) →動的な因果関係分析(F-USITサブプロセス分解) → 階層的に整理した発明原理(有益機能up/有害機能downから出発) をヒントにアイデア出し” [IPS] ⑥”不具合(二次的課題)予測→それを解決する 改良アイデア出し” [AFD] ⑦”特許技術の回避アイデア(同一課題の別解決手段)出し” [CIP] … 技術的な問題・課題 (技術的矛盾や、 その背後に潜んでいる物理的矛盾・物理制約)に特化して発展した弁証法。 + (2) TOC思考プロセスの”対立解消図”や、 その拡張版である アーサー・D・リトルコンサルティング提唱の”Market-Function-Technology ツリー”や TRIZシンポ2010で発表された ”思考展開図”や 東京農工大大学院MOTの 鶴見隆教授が提唱する”課題-解決手段系統図”や 日本アイアール・今泉氏らが着目する ”曼荼羅(サンスクリット語で 問題解決・本質を現すもの の意)” … 技術的な問題・課題に限らず、 心理的な 対人的・組織的な問題・課題 (管理的矛盾、方針制約) にも適用できる 弁証法。 ↓ (1) I-TRIZや(F-)USITへ さらに”品質機能展開”と”品質工学”の考えを取り入れた上で、 (2) ロジカルシンキングの”MECEなロジックツリー”を軸にして 全体を簡素化した ”技術体系表 (某社流_課題-解決手段系統図 兼 戦略的特許マップ)” を確立。 @2010年春 --------------------------------------------------------------------------- <総括> 問題解決手法[システム]としての『弁証法』も、 弁証法が指し示す ”システムの進化パターン”にしたがって 着実に進化している。 ・ソ連生まれの問題解決手法TRIZは、 西欧や日本の問題解決手法であり いわば異分野 (VE, FMEA, 知財, 品質工学,ブレイクスルー思考, TOC, ロジカルシンキング)の手法 を参考にして、 問題解決手法としての「理想性」を増す 進化を遂げてきた。 ・TRIZに限らず、品質機能展開も品質工学も、TOCも、トヨタ生産方式も、 おのおのの手法・理論体系を 精緻化・複雑化・汎用化・万能化し、 ヒトの主観・直感を許容せず ヒトを客観的・科学的手順に従わせることによって 問題解決の効率を上げようとする時代が長年続いたが、普及に行き詰まった。 そこで、近年 急速に 各手法のエッセンスを抽出した簡易化や 各手法の組み合わせ、 ヒトの主観・直感を再許容する、という動きが強まっている。
by hugoniot
| 2011-09-12 11:02
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