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☆ ヒトが関わるシステム[※]は進歩する。
= ヒトが関わるシステムの ”理想性”は向上する。 = ヒトが関わるシステムの ”(有益機能)/(有害機能+コスト)” は向上する。 なぜならば、 ヒトが 問題を解決(もっと有益機能を増/有害機能を減/コストを減)しようとするから。 [※] システムとは、ある機能を発揮する 構成要素の集まりのこと。 (機能は、構成要素間の相互作用によって 生じる。) ☆ 問題には 必ず”原因”がある。 ・有益機能を上げられない原因 ・有害機能を下げられない原因 ・コスト を下げられない原因 もっと言えば、 ”矛盾”があるから 問題をうまく解決できない。 システムの理想性が上がらない。 ・ある有益機能を上げようとすると、別の有益機能が下がって 所望レベルを割り込む。 ・ある有益機能を上げようとすると、有害機能が上がって 許容限度を超える。 ・ある有益機能を上げようとすると、コストが上がって 目標コストを超える。 ・ある有害機能を下げようとすると、有益機能が下がって 所望レベルを割り込む。 ・ある有害機能を下げようとすると、別の有害機能が上がって 許容限度を超える。 ・ある有害機能を下げようとすると、コストが上がって 目標コストを超える。 ・あるコスト を下げようとすると、有益機能が下がって 所望レベルを割り込む。 ・あるコスト を下げようとすると、有害機能が上がって 許容限度を超える。 ・あるコスト を下げようとすると、別のコストが上がって 目標コストを超える。 では どうすればいいか? というと、 ・有益機能を上げたい場合は、 別の有益機能を下げず かつ 有害機能を上げない策を まず探す。 ・有害機能を下げたい場合は、 別の有害機能を上げず かつ 有益機能を下げない策を まず探す。 ・当然、なるべく低コストの策を採用すべき。 (必要以上に 有益機能を高めようとしたり/有害機能を抑えようとすると、 コストアップになってしまうので注意。 いわゆるオーバースペック。。) さらに具体的に どうすればいいか? というと、 ① 有益機能の実現方式を 挙げ尽くす。 ② 次に、”①で挙げた各方式で直面する有害機能”を下げうる策を 挙げ尽くす。 ③ 目標(ある有益機能レベル/ある有害機能レベル)を 最も低コストで実現できる策の組み合わせを採用する。 ちなみに、 ②有害機能を下げうる策は、次の3パターンしかないので 挙げ尽くせるはずである。 1) 有害機能を起こす原因[以後、有害原因と呼ぶ]をなくす・減らす。 あるいは、有害原因からの作用を遮断する。 2) 有害原因からの作用を、経路のどこかで 摩擦・吸収等によって減衰させる。 3) 有害原因からの作用を、経路のどこかで 打ち消す。 なお、 * 原因が 1次原因←2次原因←・・・←根本原因 と因果関係が連鎖している場合があり、 その場合は 経路のどこで対策しても良い。 * 因果関係が堂々巡りになっている場合もある。 その場合も、経路のどこで対策しても良い。 * 単独要因で問題が起きる場合 (OR要因) と 複合要因で問題を起きる場合 (AND要因; 潜在原因+引き金原因) がある。 *「バラついた 安価な材料・工程を用いて、バラつきの小さい 高品質商品を作る。」 というのが理想。 なので、②有害機能を下げる策として 2)から先に考え始めるのが良い。 これを”ロバスト設計”と呼ぶ。 ということに留意されたい。 以上のように考えて 「有害機能Aを 低コストな策で下げる」ことができれば、 ①有害機能Aとコストが多少増してしまうが、とても有益機能を上げられる策 を導入できるようになる。 つまり、①有益機能を 継続的に増していくためには、 ②有害機能を減らすことが 必要不可欠なのである。 … 逆に言えば、 ②有害機能を減らすことができなければ ①有益機能を殆んど上げられない。 システムの”理想性”を上げられない。 進歩できないということになる。 ---------------------------------------------------------- 点線より上に書いたことは、 よく観察してみると、次のように まとめられることが分かる。 必要な時・必要な場所で、最も低コストな手段にて 必要な有益機能を得つつ/有害機能を許容限度内に収めるために、 『必要な時・必要な場所へ、必要最小限の資源を用いて 有益機能を発揮する手段を配置しつつ/有害機能を抑制する手段を配置する。』 これは、 「必要な時・必要な場所へ、 必要最小限の量の モノを配置する。」 という *トヨタ生産方式TPSの”ジャスト・イン・タイム” *制約条件理論TOC の”ドラム-バッファ-ロープ” の考え方を 完全に含んでいる。
by hugoniot
| 2011-09-19 12:19
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