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「初級者はノーコック、中級者はフリーコック、上級者はアーリーコック。」
というように言ってるゴルフ解説書が多いけど、よく意味が分かっていなかった。 フリーコックとは、手首が動きたいように自由に動かせるという意味。 余計な力を入れて手首をバタバタさせるんじゃなく、スムーズにリズムよく振れ、という感じ。 アーリーコックとは、 おそらくスイングの早い段階で手首を固め、タメをインパクト直前に解放する打ち方のこと。 ノーコックとは、手首の角度を変えずに打つということ。 手首をバタバタさせると左右に飛ぶし、上下の角度がずれるとダフリ・トップが出る。 だから初心者に手首を固めさせるのは正しい。 でも、タイガー・ウッズもノーコックスイングらしい。 手首の力に頼らず、体の回転と足の蹴りと腕振りでヘッドスピードを出して飛ばす。 このノーコックは、初心者に勧めるグラグラ防止のノーコック以上の意味を持っているんだろう。 成人男性のドライバー平均ヘッドスピードは42m/sくらい。 僕は45~50m/s。思い切り振ると52m/sくらい。 タイガーウッズは60m/sくらいあるらしい。 ヘッドスピード×5.5yardくらい飛ぶらしい。 *成人男性平均は5.5×42=232yard。 *僕は 5.5×47=260yard。 思い切り振ると5.5×52=286yard。 *タイガーウッズは5.5×60=330yard。 うん。 その通り。 自分は だいたい一緒に回っている人を30~50yard引き離すし、 タイガーウッズは平均でも300yard、振ってPar4=330yardを1オン狙っていく。 なんだかんだ言っても 飛ぶ方が有利。 例えば430yard Par4で、 *成人男性平均は 200yard残ってしまう。3Wか5Wで狙わなきゃいけない。 *僕は170yard~145yard残ってしまう。7I~9Iで狙わなきゃいけない。 *タイガーウッズは100yardしか残らない。 AWかSWで狙っていける。 この差は圧倒的。 AWなら50%グリーンに乗るけど、8Iだと25%以下、5Wじゃ10%以下しか乗らない。 乗らなきゃボギー。 アイアンやアプローチの精度を上げるのがもちろん大事だけど、飛距離も大事。 要するに、トッププロはスイングスピードが速い。 スイングスピードが速くてもグラグラせず、安定したクラブヘッド軌道を描けているってこと。 マン振りするとよく分かるんだけど、 手先に加わる遠心力は かなり大きい。 それに負けてグラグラきてるようじゃ話にならない。 後ろにいる人にクラブヘッドを引っ張ってもらうといい。これは遠心力がかかってるのと同じ。 その力に打ち勝つにはどうしたらいいか? 腰を使って引っ張るしかない。 腕だけで引っ張っても絶対に無理。 よって、クラブをためて 腰で打つことが肝要。 とにかく、手元・肩が腰より先行するのが諸悪の元凶。 必ず腰・体幹の回転につられて 腕が体に巻きつくように振られなければならない。 手先を使わないというのは、どういう意味だろうか? 手首って前後に大きく動かせる。 それだけでなく、左右にも多少動く。 そのどちらも動かさないってこと。 特に手首を前後に大きく使うのは禁物。ブレが大きい。 手首の動きを殺すにはどうしたらいいだろうか? ↓ 腕を真下に下ろし、手首を自分の顔側に曲げればいい。 *クラブを左右から持つ時は、左親指の下の所の手首にシワが寄るようにする。 *クラブを上下から持つ時は、左手甲の手首にシワが寄るようにする。 このメリットは、手首のルーズな動きを止めて 遠心力に負けず 強く振れるだけでなく 腕を真下に伸ばせる点にもある。 両肘を伸ばして、両腕を真下に伸ばす。 真下に腕を伸ばした状態で最初から最後までスイングし続ける。 手首を深く曲げると・・・ *体を起こさざるを得ない。 *背筋を伸ばして尻を突き出さざるを得ない。 *球に近づかざるを得ない。 *左手を上から握る度合に応じて左肩を吊り上げざるを得ない。 *手首を使えないから、肩でバックスイングを始動せざるをえない。 * 〃 腰を使って飛ばしに行かざるを得ない。 ここに気づいていなかった。 「極限まで手首を動きにくくするにはどうしたらいいか?」ってことを考えてなかった。 昨日は右手首に角度をつけて、振ったり球の衝撃を受けても負けないことだけ考えていた。 そうすると、左肘が曲がりやすい。 左肘が曲がってしまったら、右手首を固めた意味がない。 右へ出てしまう。 左肘を伸ばしたまま、手首を固めるグリップが必要。 手首を意識せずに、違和感なく固められるグリップが必要。 今までは右手首を固めることを考えていた。 でも、左手首を固める考え方もあっていい。 どちらでも良いのかもしれないし、どちらか片方だけが正解かもしれない。 手首は左右にぶれるだけでなく、上下にもぶれる。 そしたらダフる。 ダフリを防ぐには、手首の角度が上下にぶれないようにしなければならない。 そのためには 左手首にシワを作り、そのシワの強度が変わらないようにスイングすればいい。 シワを中途半端に作り、その中途半端さを維持しながら振るのは難しい。60m/sじゃ特に。 ↓ シワが一番強い状態を作り(これ以上曲げられないほど曲げて)、それを緩めない方が簡単。 とにかく、 強烈に振ることによる遠心力と、球の衝撃力でグラッとこない 手首の形を作る事が目的。 目的が達成できれば、手段は問わない。 各人の骨格の問題もある。 各自考えれば良い。 手首の形(グリップ)が決まれば、他の箇所の形(アドレス)も決まるし、 バックスイングが上がる方向まで決まってしまいそう。 そして ダウンスイングからフォロースルーに決定的な影響を与える。 「ゴルフはグリップに始まり、グリップに終わる。」と言われる。 「グリップを見れば、その人のレベルが分かる。」とも言われる。 「グリップ&アドレスで、スイングの80%以上が決まる。」とも言われる。 『左手首にシワを作る』グリップを 今後 貫いていこう。 それを軸にして、アドレス、スイングを形作っていこう。
by hugoniot
| 2007-08-21 07:08
| ゴルフ・野球・テニス
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