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「腰を切って、体の正面~右腰の前で球を捉える。」
「手首は返さずに、甲側へ曲げた状態で球を受け止め、押し潰し、手の平方向へ押し込む。」 これが ”方向性”と”飛距離”を 安定して両立させることができる打法。 ①ブレにくく (芯を外しにくく/狙った方向へ飛びやすい) ②よく飛ぶ ↓ ①ブレにくい が ”芯に当てる”ことを通じて ②飛距離 に繋がっている所が妙味。 要するに 『いくらスイングスピードが速くても、①空振りしたら②1cmも飛ばない。』ってこと。 このことを 理解してないプレーヤーが多いんだよなぁ~。 2才頃からバット振り回してた自分も ゴルフを始めた5年前までは全然理解してなかった。 (ていうか、ホント つい2ヶ月ほど前まで ①ブレにくさを軽視していた。(^^;) ①”ブレにくさ” って ”ブレ耐性”。 ”外乱耐性”。 ”ロバスト性”。 ”ロバストネス”。 これは 品質工学(QE) 別名タグチメソッド(TM)が 懇々と 重要性を説いている要素。 [参考文献] ゴルフスイングと品質工学 http://kaz727.cool.ne.jp/golf.htm 芯から1cm左右にズレたら、明らかに飛距離が落ちる。 (ゴルフだとローアマチュアでもそれを感じる。) 7Iで 飛距離が150yardだったり 170yardだったりじゃ マネジメントもクソもない。 (ピン奥につけて下り1mのパットを残すより、ピン手前2mの方が入れ易い。 だから せめて±3yardくらいのショット精度がないと バーディーは至難。 精度が±5yardだと苦しい。 例えば135yard Par3では 127yardくらいを狙って打つことになる。 → 結果は 122yard~137yardにバラツク。 ショートして122yardだと ピンまで残り13yard=11.7m。 1パットは無理。 オーバーして137yardだと ピンまで下り2yard=1.8m。 入るかどうか微妙。 精度が±3yardなら ピンをほぼデッドに 133yardくらいを狙って打てる。 → 結果は 130yard~136yardにバラツク。 ショートして130yardなら ピンまで残り5yard=4.5m。入る可能性はある。 オーバーして136yardなら ピンまで下り1yard=0.9m。入る可能性大。 米PGAツアー賞金ランク2位の フィル・ミケルソン選手が以前言っていた。 「プロは 150yardと148yardを打ち分けられなきゃいけない。」と。 ・・・これって 「150±2yard以下のバラツキを目指してる」ってこと。) こう考えれば、①”ブレにくさ”=”ロバストネス”が 最重要ポイントだということが分かる。 芯を1cm外したら、絶対に150±2yardは無理。 ±5yardくらい狂う。 これじゃダメ。 → 「いかにクラブヘッドを①ブレさせないか?」を最重要テーマに掲げるべき。 結論から先に言っちゃうけど、手首をバタバタさせちゃダメ。(前後も左右も。) 手首(指先)が1cm動いたら、長いラケット・バット・クラブの先は何cm動くでしょう?? ・・・ 少なくとも数cmブレる。 結果的にインパクト位置がズレなかったとしても、飛び出し角度はズレる。 ↓ 「手首を使って飛ばそう」「手で ひっぱたこう」という考えを 潜在意識からも消し去らないと×。 ↓ 「手首を固定し、右手の平で球を受け止め、目標方向へ球を押し潰そう」というイメージが◎。 ×球を押し潰す勢いは 手首のバタバタで生み出すんじゃない。 (手首で弾くように叩くと、力を加えきる前/球を加速させる前に 球が離れてしまう。) △豪腕投手のように 強烈に肩関節を使って腕振るだけじゃ足りない。 腕力はたかが知れてる。 ◎腰関節を使う。 大きな広背筋を使う。 (半身で コンクリート壁を右手で押してみましょう。 手首や腕だけじゃ押し切れません。 股関節を開いて=腰を入れて・切った状態で押し込もうとするはず。球飛ばしも同じ。) ◎右足の蹴り力を使う。 (コンクリート壁を押す時、右足親指と右膝内側に力を込めて 足の力も使って押すはず。) 中日の4番打者 タイロン・ウッズ選手の センター~ライトへのホームランを見て下さい。 あとは 巨人・二岡選手やオリックス・清原選手のライト方向へのホームラン、 そして何と言っても、史上最強右打者 落合博満監督の現役時代のライト方向へのホームラン。 ・・・ これらが 球を押し潰す打法の お手本。 手首をバタバタさせて叩きにいってないし、手首を返す/こねる動きも入ってない。 そんなことしたって 球とバットの接触時間は長くならないから。 ただバットがブレるだけだから。 そうじゃなくて、凄く腰が入ってる。 後足(右足)の蹴り力を球に加えてる。 レフトへ思い切り引っ張るのが 一番飛ぶもんだと勘違いしてた。 なぜレフト方向が飛ぶかというと、バットの加速時間が長いから。 ただそれだけのこと。 手首をバタバタ使って ヘッドスピードを稼いでいるからではない。 やっぱり球は潰さなきゃ。 (内角に球が来て、より早く体を開くからレフトへ飛ぶ。 でも、手首の形や腰の備えや右足の蹴りは ライト方向へ押し潰す打つ時と同じ。) ライトへ流し打つのは 軽く当てて運ぶことだと勘違いしてた。 そうじゃない。 右腰と右膝で受け止めて、思い切り右方向へ押し潰し打つことだったんだ。 全然 間違ったイメージを持って、現役時代(2才~15才)に野球をしてたよ。。 あぁ 当時の自分に教えてやりたい!! ていうか、今からがスタート。 これからが伸び盛り。 今から良いバッター、良いゴルファー、良いテニスプレーヤーになろうと思う。 足が遅い&走るスタミナがないかもしれないけど、一振り稼業なら 何才でもやっていける。 *柵越えすれば 歩いても本塁へ戻って来れる。 *サービスエースやリターンエースをとれば、コート内を走り回る必要はない。 *常時300yard以上ぶっ放せば、ウェッジでピンをデッドに狙える。 そういうプレーヤーを目指していく。 打撃の真髄に 気づかせてくれて ありがとう! 品質工学の田口玄一先生、フィル・ミケルソン選手、落合博満監督、タイロン・ウッズ選手。
by hugoniot
| 2007-10-24 06:49
| ゴルフ・野球・テニス
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